DOHaD・プレコン・エコチル調査で考える次世代の未来-いま知ってほしいこご、できることのセミナーご紹介
The Path to Sustainable Future
ファストフードを食べた後に家に着いたとき、子供から「お母さん、今日のごはんは?」と言われました。「もう、食べたでしょ?」と応えたら、子どもが「お母さん、あれ、ごはんではないでしょ。からかったし・・」と言われちゃいました。結局、ごはんをつくりました。いつの間にしっかりしたのかな?そういえば、離乳食はしっかり食べさせてきた。知らない間に舌がちゃんと覚えていたのですね。
次世代の健康の困りごと
昭和の時代は「大きいことはいいことだ」という流れが主流でした。昭和の次は、体型に注目が集中し、細い女性が良いという社会潮流が起こってきました。つい最近まで、「小さく生んで大きく育てる」ということがよく言われることでした。
ところが、今、国が今注目しているのは
「赤ちゃんが小さく生まれていること」。
健やか親子21などの取り組みをきっかけに、妊娠する前から生涯の女性の健康に、改めて次世代の健康の困りごとが浮かび上がってきました。
私たちができることのうち、次世代の健康をつくっていくことで、できることは何でしょうか?
からだをつくる遺伝子は
どこから?
髪の毛一本一本、からだは細胞でできています。そもそも、どうやって細胞ができたのでしょう。細胞は結局食べたものからつくられています。自分の細胞は、生まれた父母の細胞を受け継いでできています。生きるということは、父母の食べてきたものを受け継ぐということではないでしょうか。遺伝子(エピジェネ)が正常に働くことで、いきるための細胞の役割がはたされていきます。
その状態が健康の状態です。
しかし、遺伝子の働くスイッチのオンオフは、うまく働かない環境ができてしまう場合もあります。そのスイッチをうまく働かせる主なきっかけは栄養素であり、からだをつくるのに重要な役割をもっています。
栄養素の過不足で何が
今起こっている
2000年代頃から、特に栄養素で過不足によって生じる影響が大きく社会に現れてきました。この影響は、本人だけでなく実は世代をまたぐ継承にかかわってきます。
日本では、
若い世代のやせが深刻になっています。
・小さく生まれる赤ちゃん
(低出生体重児)
・子育ての不安(産後うつなど)
この問題は、医療だけでも栄養だけでも女性や家族のみでも解決しにくいのが現状です。
不確実で不透明で複雑な状況において、エピジェネBASEでは、これらの状況に対して、一緒につながりながら学び、自律的に解決できる連携をつくっていきます。
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